
それは「新型栄養失調」かもしれません!
ちゃんと食べているのに、なんだか疲れやすい。
サプリを飲んでいても、いまひとつ体調が整わない。
「栄養は足りているはずなのに、どうして?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実は近年、こうした状態は「新型栄養失調」と呼ばれることもあり、現代人に増えている健康問題のひとつとして注目されています。
これは、食事の量は足りていても、体に必要な栄養がうまく行き渡っていない状態を指して使われる言葉です。

今は食べ物が豊富な時代です。
コンビニやスーパーに行けば、食べるものには困りません。
それでも
そんな声は、むしろ増えているように感じます。
こうした状態は、単純に「栄養が足りない」というより、栄養をうまく受け取れていないのかもしれません。
私たちの体は、食べたものをそのまま使っているわけではありません。
いったん消化して、吸収して、体の中で使える形に変えてから、はじめてエネルギーや体の材料になります。
この流れのどこかがうまくいかないと、いくら食べていても、体の中では「足りない」に近い状態になってしまいます。

栄養の吸収には、胃と小腸が大きく関わっています。
胃で食べ物を消化し、小腸で
といった栄養素を体に取り込んでいきます。
東洋医学でも、消化吸収の働きは体調管理の土台としてとても重視されてきました。
つまり、元気を保つにも、疲れにくい体を作るにも、
まず胃腸がしっかり働いていることが大切だということです。
では、なぜ栄養吸収がうまくいかなくなるのでしょうか?
胃腸は、思っている以上に負担がかかりやすい臓器です。
こうした要因が重なると、胃や腸の粘膜に負担がかかり、消化吸収の効率にも影響することがあります。
そして、日ごろ現場に立っていて感じることがあります。
それは…
「胃が弱いと思っていない人ほど、胃に無理をさせている」
ということです。
胃が弱い人は、意外と気をつけています。
でも
「自分は胃が丈夫だから大丈夫」
そう思っている人ほど
そんな生活になりやすいんですね。
胃は文句を言わずに働いてくれます。
でも、黙って働いてくれているだけで、負担がないわけではありません。

栄養の吸収がうまくいかなくなると、体はまず生命維持に必要な部分へ栄養を優先して回します。
すると、後回しになりやすいのが粘膜や皮膚などの部分です。
例えば
といった変化です。
また、胃腸の働きが落ちると
などが起こり、栄養バランスが乱れることがあります。
糖質は比較的吸収されやすい一方で、
ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は不足しやすくなるのです。
その結果、
「食べているのに疲れやすい」
そんな状態が起こることがあるのです。

腸のバリア機能の低下が指摘されることがあり、
一般には「リーキーガット(腸漏れ)」と呼ばれることもあります。
本来、腸には
という重要な働きがあります。
このバリア機能が乱れると、体調にさまざまな影響が出る可能性があると考えられています。
新型栄養失調と呼ばれる状態を防ぐためには、栄養を追加するだけでは十分ではありません。
まず大切なのは、栄養をきちんと受け取れる体の状態を整えることです。
例えば
こうした土台づくりが重要になります。
不調が続くと、つい「何を足せばいいか」を考えがちです。
もちろんそれも大切ですが、
その前に「ちゃんと身体が受け取れる状態になっているか」
ここを見直してみることも大切です。
そのうえで、胃粘膜の働きを助ける成分を含む医薬品が選択肢になることもあります。
近年では、胃腸の粘膜環境に関わる成分として鉄クロロフィリンなどにも注目が集まっています。
鉄クロロフィリンは、胃粘膜の働きを助ける成分として一部の医薬品にも配合されています。
例えば、クマザサ抽出液と鉄クロロフィリンを配合した医薬品として知られているものに「
ササヘルス」があります。

健康の土台は「胃腸環境」です。
食べているのに疲れる。
サプリメントを飲んでも体調が整わない。
その原因は、栄養不足ではなく栄養を受け取る力の問題かもしれません。
不足した栄養を補うことも大切です。
でもそれと同じくらい、栄養を受け取れる胃腸環境を整えること
これも健康を保つうえで大切なポイントです。
食べているのに疲れる。
そのサインを、体はちゃんと出しています。
まずは胃腸の声に、少し耳を傾けてみてください。
自分の体に敬意を。
(講師:ハシドラッグ高橋/執筆:ハシドラッグ西店 八巻)