4/9カルシウムの勉強会を行いました

2021/04/19

カルシウムについて勉強してきました。

皆さんは、私たちの体でカルシウムというと何を思い浮かべますか?

そうですよね、骨や歯ですね。

 

実際、人体にある99%のカルシウムは骨や歯です。

ですから、カルシウムが不足すると骨が脆くなるわけですよね。

では、そのメカニズムについてご説明します。

 

骨や歯に99%のカルシウムがあると言いましたが、残りの1%は血液中にあります。

摂取するカルシウムが足りなくなると、血中のカルシウム濃度が低下します。

そうなると、我々の体は、カルシウム濃度を一定に保ちたいので、勝手に補ってくれるんですよ。

 

人間の体スゲー!!って思いますよね。ところがどっこい、これは、そんなに都合良い話ではありません。

 

実は、勝手に補ったカルシウムの出所は骨なんですよ。

骨をバンバン壊して補うんですね。

これが続くことが骨粗鬆症の原因です。

 

とくに女性の場合、更年期以降は、そのバンバン壊す細胞を制御しづらくなります。

本来は、女性ホルモンが制御していて、古い骨を壊すスピードと、新しい骨を作るスピードのバランスが取れているんです。

 

しかし更年期以降、女性ホルモンが低下すると、壊すスピードが上回ってしまうというわけです。

 

「なるほど、年齢を重ねてからも自分の足で歩くには、やっぱりカルシウムが必要なんだね。」

と思っていただけたかと思います。

 

しかしですよ皆さん、

なんで、血中のカルシウム濃度を一定に保たなければならないか?

カルシウムの面白い話はここからなんですよ。

 

骨や歯を壊してまで補う1%のカルシウムには、重要な役割がいっぱいあります。

これがないと、死に直結と言えるほどです。

だから骨を壊しても補うんですよね。

 

一例をあげると

①皮膚・粘膜の強化、情報伝達、

②筋肉の収縮

③精神安定

などが、あげられます。

これみんな、カルシウムイオンの働きなんですね。

 

今回はこの3つについてご説明しますね。

 

①皮膚・粘膜の強化、情報伝達、

これらは、いまとても気になる「免疫」の働きにも大いに関係してます。

 

細胞と細胞をくっ付けておく役目をするのが、カドヘリンという物質なのですが、それの材料のひとつがカルシウムなんですよ。

なので、カルシウムが不足してカドヘリンの働きが弱ると、肌が弱くなるだけでなく、その隙間から異物が侵入しやすくなるわけです。

 

また、血中のカルシウムは、異物が侵入してきたときに、異物ですよー、こんな奴ですよー、ってのを伝達する役割があるんですよ。

 

これは血液中のカルシウムが、一定の濃度でないと力を発揮できないんですよ。

少なくても多くてもダメなんですね。

 

なので、摂取するカルシウムが不足れば、バンバン骨を壊して送ってきます。

その過程で、えてして、壊しすぎます。

なので、カルシウムの摂取量が少ないとかえって血中のカルシウム濃度が高くなってしまうという現象が起きます。これを、「カルシウムパラドックス」といいます。

 

カルシウム濃度が高くなってしまっても、伝達が上手くいかなくなります。

その結果、異物を見逃したり、大したことのないものに過剰反応したりなど、免疫のバランスがくるいはじめます。

 

つまり、ウイルスや細菌に冒されやすくなったり、アレルギー反応を起こしやすくなるんですね。

 

カルシウムは積極的に摂取したいですね。

 

②筋肉の収縮

カルシウムは筋肉を収縮させる時に使われます。

筋肉をギュッとする時ですね。

ちなみに、延ばす時はマグネシウムが使われます。

 

「いやいや、筋トレとかしてないし関係ないわ」なんて思わないで下さい。

我々人間の筋肉は骨格筋だけではないですよね。

 

自分の意思で動かせるものではなくても、実は、筋肉で動いているんですよ。

内臓はまさにこれですよね。心臓だってそうですよ。

 

ここでも、摂取するカルシウムが不足れば、骨を壊してでも、血中濃度を保たないといけないという循環がおきます。結果、カルシウム濃度が高くなるというカルシウムパラドックスですね。

 

多すぎる血中のカルシウムは血管壁に取り込まれ、壁を収縮させます。 すると血液の流れが悪くなるので、血圧が上がります。

 

高血圧の方が病院から出されるお薬に、カルシウム拮抗薬というのががありますね。

これは、細胞内にカルシウムを入れないようにするお薬なんですよ。

飲めば血圧は一時的に下がりますが、このお薬は、治すお薬ではない、根本治療はできない

とご理解頂けたと思います。

十分にカルシウムを摂取して、骨が壊されないようにして、カルシウム血中濃度を上げない。

これが大事ですよね。

 

③精神安定

イライラしているとき、「カルシウム足りてないんじゃないの~?」なんて言われたことがある人もいるかもしれません。

決まってニヤニヤにながら言ってくるので、余計にイライラしちゃうんですよね(笑)

 

でもね、許してあげてください、いや、ありがたいと思ってください。

なぜなら、正解だからです。

 

何度もお話しした通り、摂取するカルシウムが不足すると、骨を壊してカルシウムを補充します。

これをしているのが、副甲状腺ホルモンというやつなんですよ。

 

このホルモンが、神経を刺激しちゃうんですね。

そうなれば、イライラもするし、落ち込んだりもするし、精神状態が安定しなくなってしまうんですね。

 

何か、副甲状腺ホルモンが悪者に見えてきますが、そうではないですよ。

99%の残りの1%のカルシウムは生命維持に欠かせないものですから、足りないカルシウムをなんとかしようと副甲状腺ホルモンが頑張った結果なんですよ。

悪者どころか、本当は良いヤツなんですよ!

 

頑張るべきは、我々のカルシウム摂取なんです。

 

我々日本人の食生活は、カルシウムが不足しているケースが多いようです。

日本の水は殆どが軟水です。

飲みやすいんですけどミネラルが少ないんですよね。

しかし、カルシウムは吸収率が悪いんです。

牛乳や小魚など、カルシウムを多く含む食品は数々ありますが、カルシウムを吸収するには、体内でイオン化しないといけないので、胃腸の力が必要です。

吸収率は、10代で45%、30代で30%、なんと高齢者では25%以下になってしまうんです。

 

しかも、牛乳でも飲みましょう!となっても、コレステロールやカロリーが気になりますよね。

小魚でも食べましょう!となっても、毎日毎日小魚ばっかりは嫌ですよね。

勿論、毎日食べたい小魚大好きサンはそれで問題ないんですよ。

 

でも、そうではないという方々、には、医薬品として簡単にカルシウム補給ができる商品がたくさんあります。

イオン化されて、そのまま吸収できるタイプも用意してます。

 

カルシウム補給が気になる方は店頭でご相談くださいね!

 

先ほど、私たちはカルシウム摂取を頑張るべきだ!と申し上げましたが、

イオン化カルシウムなら、1日量40mlですから、頑張りなんて必要ないですよね。

イオン化カルシウムを飲んで、副甲状腺ホルモンが頑張りすぎないように助けてあげてくださいね。

 

更に吸収率を良くするには、ビタミンDが必要です。

ビタミンDは、日光に当たる事で体内で作られます。

丈夫な骨にするには、適度な運動も必要ですから、天気のいい日に、散歩やウォーキングをすると良さそうですよね。

がんばりましょう!