今回は建林松鶴堂の心龍について勉強してきました。
漢方には不通即痛という言葉があります。
通らなければ痛むという意味です。
関節痛、神経痛の原因は湿邪(体にある余計な水分)です。
ジメっとした塊が通路を塞いでいるイメージです。
この湿邪を飛ばすために漢方では発汗や利尿で水分を流していくのですが、
特にこの発汗というのは体力を使うのです。
また、よく発汗させるのに使われている「麻黄」という生薬は
胃腸に障るものであるため、万人向けとは言い難いのです。
そもそも、湿を生む一番の原因は五臓で言えば脾の弱りです。
つまり、胃腸の弱さです。それなのにそこを攻撃してしまうものを入れてしまっては、
長く飲み続けることはできませんよね。
漢方薬は体力に合わせて用いるので、「体力中等度」などという但し書きがつくことがありますが、
これは、昔の基準の「中等度」であり、鎧を着て馬に乗って戦えるくらいを指していることが多いです。
現代に生きる我々には若干合わないという事も珍しくありません。
そんな中、現代の日本人の関節痛・神経痛に自信をもっておすすめできるお薬が
ハシドラッグにはあるんです!
それが、建林松鶴堂の「心龍」です。
疎経活血湯という処方を現代の日本人向けに改良したものです。
人参を入れている辺り、胃腸を守るんだ!という考えが見えますね。
もちろん、麻黄を入れていない分の発汗作用は他の生薬でカバーしていますよ。
痛みというと、鎮痛剤を使う方も多いと思いますが、
こちらも胃腸に障るものが多く、長期服用はおすすめできません。
そもそも鎮痛剤は一時しのぎですので治すことにはなりません。
「健康な体」と「痛みのない体」を目指すのならば
「心龍」がよろしいのではないでしょうか。