〇男性ホルモンクリーム剤「グローミン」
今回はグローミンについて勉強してきました。
こちらは男性ホルモンを経皮から吸収させるお薬です。
40代~50代以降、加齢やストレスによって男性ホルモンの分泌が低下すると様々な症状が出てくることがあります。
男性ホルモンというと、性的なイメージをお持ちの方もいらっしゃるかとは思いますが、それだけではないのです。
・集中力が続かない・やる気が出ない・毎日が楽しくない
・疲れが抜けない・眠れない・肩こりや頻尿
男性ホルモンの分泌低下によりこのような症状に悩まされてしまうのです。
そうなりますと、日々の生活に身体的にも心理的にも消極的になってしまい、ますます悪化してしまう可能性があるんですね。
このようなQOL低下の改善に「グローミン」という選択肢があるのです。
内服剤と違って経皮吸収クリームですので、肝臓の代謝を受けません。
ですので肝臓への負担は小さいものです。
注射剤よりもマイルドな効果であり、内服薬よりも着実な効果が期待できます。
非常に有用なお薬なのですが、禁忌となる方々もいらっしゃいます。
・前立腺がん・乳がん(男性でもいます)の方
・PSA(前立腺特異抗原)が2.0ng/ml以上の方
・睡眠時無呼吸症候群の方
・肌に合わなかった方・他の男性ホルモン剤との同時併用
・ドーピング禁止薬物であるため、運動選手など
※本来の自分の力以上にはなりません。
このグローミンは、医師も選択する薬なのだそうですよ。
お悩みの方はぜひハシドラッグの薬剤師にお尋ねください。
〇新陳代謝を取り戻せ
新陳代謝とは、古い細胞が新しい組織に生まれ変わることであり、
人間の体のほとんどで休むことなく行われています。
作られた組織は作られた瞬間から酸化と糖化による劣化が始まり、すぐに使い物にならなくなってしまうんです。
それを避けるために、古い物を壊し、新しい物を生み出す、
これが新陳代謝であり、我々生命の根幹なのです。
つまり、新陳代謝の衰えとは、新しい物を作り出すスピードよりも、劣化のスピードが早いということで、
それは生命機能が本来の働きをしなくなるということにつながります。
新陳代謝が衰える原因は3つ。
消化力と吸収力低下による栄養素の不足
血の巡りが低下することによる栄養素の配達不良
代謝の起爆剤となるホルモン分泌不足
ここで1つ、お考えいただきたいのですが、
「私たちは何のために食べ物を食べるのでしょうか?」
活動するためにエネルギーを補給する意味で食べる、もちろんそれもありますが、
重要な事は、生きる為であり、それは新陳代謝の為であるのです。
年齢を重ねると、消化力が衰えますし、吸収力も衰えます。
若い頃は100食べて100吸収できていたものが、
50~60くらいしか吸収できなくなる、そしてそもそも100は食べられない。
これでは、正常な新陳代謝が行えなくなります。
更にここへ、胃が悪いと言って胃酸の分泌を抑える薬なんかを飲んでしまうと、
胃酸が抑えられてしまうわけですから、もっと消化できなくなりますよね。
対症療法が悪化させてしまっているのです。
これは是非お止めいただきたいです。
我々の胃は簡単に食物をこなす所であり、消化は十二指腸が担います。
ここで、肝臓からの胆汁と膵臓からの膵液で消化されていくのです。
特に胆汁は脂肪の分解役ですから、これの出が悪くなると肉が食えなくなります。
十二指腸に油が溜まると胃は動けません。下へ送れないのです。
そうなると、上へ行くしかありませんから、逆流性食道炎になってしまうのですね。
もう一度言いますが、ここで胃酸の分泌を抑える薬は悪手です。
余計に消化できなくなりますから。
では、どうすればいいのか。
十二指腸で油を分解できるようにすればいいのです。
つまり、肝臓を元気にして胆汁を出せるようにすればいいわけですね。
もちろん、消化したいのは油だけではないですから、
肝臓と共に膵臓や他の臓気も元気になっていただきたいのです。
それには、臓気への働きかけの他に、血流と体温がポイントになります。
これらすべてを任せられるような薬はほとんどありません。
知る限りでは、レオピンシリーズの中のレオピンロイヤルでしたら任せられると思いますよ。
新陳代謝の力を取り戻して、おいしいお肉を食べて、毎日健康に過ごしたいものですね。